九州・北陸新幹線、建設中の区間で「投資効果<費用」
最新の事業評価 着工条件の甘さ指摘も
建設中の整備新幹線の投資効果が着工前の見込みより低下している。人件費や資材費の上昇で建設コストが膨らんでいることなどが理由だ。国土交通省による最新の試算では、九州と北陸で建設中の区間の費用対効果は投資に見合う目安とされる「1」を下回った。全線開通で大きな効果が見込めるとして工事は続く見通しだが、専門家からは着工条件の甘さを指摘する声が出ている。
整備新幹線の着工には安定財源を確保することや、効果...
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