大学無償化わが家は対象? 機構のホームページで確認
低所得世帯を対象とした大学など高等教育機関の無償化制度が来春から導入されることを受け、日本学生支援機構は15日、対象世帯に含まれるかどうかを大まかに確認できるシミュレーターをホームページで公開した。
文部科学省によると、例えば、夫婦と子供2人(1人が大学生)の家庭の場合、満額の支援が行われる世帯年収は270万円未満が目安。年収380万円未満であれば、満額の3分の1~3分の2の額を支援する。ただ、家族構成などにより条件は変動し、年収500万円超でも対象に含まれる場合がある。
シミュレーターは生徒・学生向けの簡易版と保護者向け詳細版の2種類。簡易版では保護者の就労状況や、世帯内の子供の人数などを入力すると、支援対象の条件となる年収が示される。詳細版では年収や、世帯に障害者がいる場合は人数などを入力すれば、より正確な結果が出る。
機構のトップページ上の「進学資金シミュレーター」から入り「奨学金選択」「給付奨学金」を順にクリックすれば表示される。
新制度では、住民税非課税世帯とそれに準じる世帯の学生は、大学、短大、高等専門学校、専門学校の授業料と入学金の減免のほか、生活費などに充当できる返済不要の給付型奨学金を受けられる。
〔共同〕