丸山衆院議員が離党届 維新は除名検討、北方領土返還で戦争発言
日本維新の会の丸山穂高衆院議員は14日、戦争による北方領土返還の是非を元島民に質問したことが不適切だったとして、同党に離党届を提出した。維新は受理せず除名することも含めて対応を検討し、近く党紀委員会で決める。
維新の松井一郎代表は14日、大阪市役所で記者団に「国会議員として一線を越えた発言で、党代表としておわびする」と陳謝した。丸山氏の処分について「一番厳しいものになる。離党ですむ話ではない」と除名を含めた対応を検討する考えを示した。衆院議員の進退に関し「辞職すべきだ。自身で責任をとるべきだ」と語った。
丸山氏は11日夜、北方四島ビザなし交流で訪れた国後島の宿泊施設で元島民の男性に対し、北方領土問題について「戦争をしないとどうしようもなくないか」などと発言した。当時、飲酒した後だった。12日に訪問団員に謝罪している。