森の中、淡く光るキノコ 和歌山・那智勝浦
和歌山県那智勝浦町の宇久井半島の山林で「森の妖精」と呼ばれる光るキノコ「シイノトモシビタケ」が淡い緑色の光を放ち、幻想的な雰囲気を醸し出している。
かさの直径は約1~2センチ。1951年に東京都の八丈島で発見された。宇久井半島では、普段の入山が禁じられている「目覚山」で2001年に見つかった。環境省の施設「宇久井ビジターセンター」を拠点に活動する「宇久井海と森の自然塾」が毎年、観察会を開いている。
ガイド役の西垣内茂さん(79)は「梅雨と秋雨の時期によく見られる。聖域の森で幻想的な体験をしてみては」と話している。
観察会は11日~7月14日と9月1日~29日の土・日曜夜に開催する。2日前までに予約が必要。申し込みは同センター電話0735・54・2510。〔共同〕