借入限度額3億円に 千葉銀、住宅ローン新商品
千葉銀行は借入限度額を3億円とする新たな住宅ローンの取り扱いを始めた。従来の3倍に引きあげた。これまでも顧客の要望に応じて額をあげることはあったが、商品化することで不動産販売事業者などに対して他行との違いをアピールし、同行でローンを組んでもらいやすくする狙い。
これまで同行の住宅ローンの借入限度額は1億円だった。1億円を超える住宅を取得したい顧客には個別対応してきた。東京都心を中心に高額マンションの販売戸数が伸びていることや、既存顧客の中でも一定の需要があったことから今回、商品化した。潜在顧客の掘り起こしにつなげる。
借入限度額3億円の高額住宅ローンを取り扱うのは県内金融機関で初めてで、全国の地方銀行でも珍しいという。
住宅ローンを借りる際に加入する団体信用生命保険(団信)も、一部の精神障害等を除くすべての病気やけがを保障するものを付け、安心して借りられるようにした。借入金額が2億円以下の場合は住宅ローンの適用金利に0.1%を、2億円を超える部分については0.3%を上乗せする。