北朝鮮飛翔体、分析内容を共有 日米高官が会談
外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は8日、米国のビーガン北朝鮮担当特別代表と同省内で会談し、今後の北朝鮮政策での連携を確認した。4日に北朝鮮が発射した飛翔(ひしょう)体についても分析内容を共有した。外務省関係者によると、ビーガン氏は飛翔体の発射は北朝鮮の焦りの表れとの見方を示した。
会談では日本人拉致問題の早期解決に向けた協力も申し合わせた。ビーガン氏は9~10日に韓国を訪れ、李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と会談する。
2月の2度目の米朝首脳会談以降、北朝鮮の非核化に向けた米朝両国の協議は膠着している。