オリックス、純利益3%増 19年3月期
オリックスが7日発表した2019年3月期の連結決算(米国会計基準)は純利益が前の期比3%増の3237億円だった。5期連続で過去最高を更新した。大京のTOB(株式公開買い付け)に伴う完全子会社化に関連し繰り延べ税金負債に対する引当金を取り崩し、法人税負担が減少した。
売上高にあたる営業収益は15%減の2兆4348億円、営業利益は2%減の3294億円だった。自己資金による投資事業で、貴金属売買を手掛ける投資先の売り上げが減った。海外事業部門でインドの関連会社で損失が発生したことも響いた。不動産事業や、生命保険契約数が伸びた個人向けビジネスなどは好調だったが、補えなかった。
20年3月期の業績予想は未定としているが、連結純利益で年4~8%の増益を目指すとしている。19年9月末の中間配当は前年同期比5円積み増し35円を予定する。
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