広電鉄の前期、純利益26%減、減益幅は縮小
広島電鉄は7日、2019年3月期の連結純利益が前の期比26%減の6億3600万円になったと発表した。従来予想(50%減の4億3000万円)から減益幅が縮小した。西日本豪雨の被災地域でのバス利用が想定よりも増えたことに加え、宮島(広島県廿日市市)の来島者数が回復したことで鉄道事業の採算が改善した。
売上高は9%減の365億円だった。従来予想を1億円上回った。鉄道やバスの利用者数の回復に加え、不動産事業で宅地分譲の販売が想定よりも伸びたことが寄与した。
営業損益は3億8400万円の赤字(前の期は2億2500万円の赤字)となった。燃料費の上昇が想定よりも下振れたことで、従来予想から3億円引き上げた。