北の大地に響く轟音 民間ロケット打ち上げ成功
ロケットの発射を見ようと数多くの親子連れが少なくとも数百人が見学会場に集まった。発射のカウントダウンが始まるとロケットの行く先を固唾をのんで見守った。5時45分ちょうどの発射から5秒あまり遅れて、射場から4キロ離れた見学会場にもゴーと大きな音が響き渡った。轟音(ごうおん)をとどろかせながらロケットは徐々に加速して高度を上げていくと、一斉に拍手と歓声が沸き起こった。
東京から家族5人で訪れた会社経営者の丹下大さんは「2年半前からずっと応援してきた。子どもたちに夢をみせてあげることができた」と感動を胸に語った。
ロケットは当初、午前5時ちょうどの発射を目指していたが、発射予定時刻の10秒前に緊急停止。なんらかの不具合が生じていたようだ。再び発射態勢を整え、5時45分の発射にこぎ着けた。
ロケット発射の詳しい状況について、ISTの稲川貴大社長と堀江貴文氏が午前10時から会見する。