トランプ氏元側近バノン氏「中国で大衆迎合運動を」
【ニューヨーク=宮本岳則】トランプ米大統領の元側近で「思想的な支柱」といわれたスティーブン・バノン氏の動きが活発になってきた。欧州で右派ポピュリズム(大衆迎合主義)支援団体を設立した。米国では中国共産党の脅威を訴える運動を始めた。ニューヨーク市内の個人事務所で4月下旬、日本経済新聞の取材に応じ「中国でもポピュリズム運動の機が熟した」などと語った。
「ポピュリズム運動によって低所得の一般庶民は力を取り戻した。(大企業の経営者や投資家などグローバリストが集う)『ダボス会議』の連中が独り占めしていたから、声なき民の賃金が増えなかった」...