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米特別検察官「捜査結果に誤解生じた」 ロシア疑惑で

司法長官は反論、情報公開は適切

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【ワシントン=中村亮】2016年の米大統領選にロシアが介入した疑惑の捜査を担当したモラー特別検察官が捜査結果の公表を巡ってバー司法長官に不満を漏らしていたことが1日、明らかになった。バー氏がまとめた結果概要について「重要な側面に誤解が生じている」と懸念を示した。1日の議会公聴会に出席したバー氏は見解の隔たりを否定したが、野党・民主党は司法長官としての中立性が揺らいだとして追及を強めた。

バー氏が3月24日に公表した捜査の結果概要をめぐって、モラー氏は同月27日付の書簡で「文脈や本質、中身を完全にとらえ切れていない」と指摘した。「特別検察官の任命を通じて捜査結果に関して米国民の信頼を確保するという重要な目的の土台が崩れる」と警鐘を鳴らした。バー氏と電話で対応を協議してモラー氏本人が作成した捜査結果の要約を速やかに公表するよう促したが、バー氏が拒否した。

バー氏は1日、上院司法委員会の公聴会で「モラー氏は私が作成した結果概要が不正確だとは言ってはいない」と反論した。捜査結果を巡って「モラー氏はメディア報道が不正確だ」との懸念を示していたと説明した。ただモラー氏は書簡でメディア報道に触れていない。バー氏は4月中旬には448ページの捜査報告書のうち9割を公表したと説明し、情報公開は適切だとの考えも示した。

モラー氏は16年の大統領選でトランプ氏の選挙陣営とロシア政府が共謀した疑いと、トランプ氏が捜査を妨害した疑いを調べた。モラー氏が不満を示したのは捜査妨害に関するバー氏の説明とみられる。モラー氏は「捜査報告書はトランプ氏が無実とは証明しない」との見解を示したが、バー氏は「証拠不十分」との結論を下した。

公聴会では捜査妨害をめぐる両者の見解の違いが改めて浮き彫りになった。トランプ氏は「モラー氏には利益相反がある」と主張し、17年に側近を通じて解任を画策した。モラー氏は「多くの証拠が捜査介入をする意図があったことを示す」と指摘した。一方、バー氏は別の特別検察官を任命する意図がトランプ氏にあった可能性を指摘し、捜査の打ち切りを狙ったとは言い切れないとの見解を示した。

モラー氏の判断に疑問を呈す場面もあった。司法省には現職大統領を起訴しない慣習があり、モラー氏が捜査妨害で刑事責任を問わなかった理由との見方が目立つ。だがバー氏は「司法省の慣習がなければ捜査妨害を認定したとモラー氏は言わなかった」と説明した。モラー氏が結論を示さないと知らされた際には「正直驚いた」と振り返り「結論を出さないのであれば何のための捜査だったのか」と語った。

民主党は、バー氏がトランプ氏にとって有利になるような捜査結果を示したとみて強く反発した。メイジー・ヒロノ議員は「あなたは司法長官ではなくトランプ氏の弁護士となった。議会に嘘もついた」とまくし立てた。民主党のパトリック・リーヒ議員は「バー氏が意図的に誤解を生じさせた」と批判。エイミー・クロブシャー議員はバー氏とのやり取りを明らかにするためにモラー氏の議会証言を求めた。

一方、共和党はバー氏の擁護に回った。リンゼー・グラム議員は「私にとってロシア疑惑は終わった話だ」と主張した。テッド・クルーズ議員も司法省が捜査報告書を公開したことをあげて「(バー氏の情報公開を問題視する)民主党の議論は異常なほどに根拠に乏しい」と断じた。逆にロシア疑惑の捜査に着手した経緯が不適切だとみて、米連邦捜査局(FBI)や司法省の意思決定の過程を検証する考えを強調した。

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