米GM、純利益2.1倍 配車大手リフト株の上昇などで
【ニューヨーク=中山修志】米ゼネラル・モーターズ(GM)が30日発表した2019年1~3月期決算は、純利益が前年同期比2.1倍の21億5700万ドル(約2400億円)だった。前年同期に計上した韓国事業のリストラ費用がなくなったほか、3月に上場した米配車サービス大手リフトの株式評価額の上昇などが寄与した。特殊要因を除いた1株利益は1%減だった。
売上高は3%減の348億ドルだった。中国の販売台数が18%減と落ち込んだのが響いた。北米と南米の販売も6~7%減となり、グローバルでは187万台と前年同期から10%減った。
電話会見したメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は「中国市場は19年通年では前年並みを見込むが、自動車の需要喚起策が定まっていないため足元では弱含んでいる」と指摘した。