日本記者クラブ賞 本社の芹川論説フェローに
日本記者クラブ(原田亮介理事長)は26日、2019年度の日本記者クラブ賞を日本経済新聞社論説フェローの芹川洋一氏(69)に贈ると発表した。日本経済新聞社からの受賞は4人目。特別賞はディレクターの金本麻理子さん(46)とタイムズ東京支局長のリチャード・ロイド・パリー氏(50)に贈る。贈賞式は5月27日。
芹川氏は1976年に日本経済新聞社に入社。政治部長、大阪本社編集局長、論説委員長、論説主幹などを経て、2018年から現職。
日本記者クラブは贈賞の理由として「40年にわたり一貫して日本政治をウオッチし、記者生活の大半を政治報道に携わってきた。絶妙な距離感とバランス感覚に裏打ちされた解説は、わかりやすく的確で鋭い」などとしている。
大学教授との共著で政治とメディアの在り方を問い直すなど、アカデミズムとの連携にも精力的に取り組んだ。18年には平成政治の集大成的な「平成の政治」(編著)や「平成政権史」を上梓(じょうし)し、高い評価を受けた。