原油、協調減産の維持に黄信号 カギ握るロシア
商品部 高倉万紀子
原油市場で石油輸出国機構(OPEC)と一部の非加盟国による協調減産の継続に懐疑的な見方が広がっている。米政府が5月からイラン産を全面禁輸すると22日に発表し、原油相場は半年ぶりの水準に上昇した。自らの政策が招いた原油高を嫌う米トランプ政権はOPECへの増産圧力を強めそうだが、加えてカギを握りそうなのが非加盟国のロシアだ。もともと同国内には減産に否定的な声が強く、減産緩和に動くのではとの見方が浮上...
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