令和婚に押しやられる平成のマーケ遺産
平成も残りわずか。最後のヒット商品は何かと探してみると、皮肉なことに令和への改元消費ばかりが目に付く。例えば結婚式。「平成最後の日と令和初日とどちらが多いのか」と式場会社に聞くと、勝負にならなかった。平成最後の日は仏滅で、令和初日は大安吉日だったのだ。
もちろん人生の門出なので「半数は新元号だから」(テイクアンドギヴ・ニーズ)という理由で令和を選ぶ人が多いのは当然か。しかも「5月1日は恋と読める...
大型ヒット商品が生まれにくい時代に勝つマーケティングとは何か。その発想や条件を探ります。