45人の子ども死亡、スリランカ爆破テロ ユニセフ発表
【ジュネーブ=細川倫太郎】国連児童基金(ユニセフ)は23日、スリランカの連続爆破テロ事件で少なくとも45人の子どもが死亡したと発表した。報道官によると、病院で治療中の重体の子どもも多く、死者数はさらに増える可能性がある。
東部バティカロアでは13人の子どもが死亡し、生後18カ月の幼児も犠牲になった。7~16歳の15人は病院に搬送された。最大都市コロンボでは20人の子どもが入院し、このうち4人が集中治療室で治療を受けている。家族とはぐれた子どもも多数いるもようだ。
ユニセフは「犠牲者と遺族に哀悼の意を表すとともに、市民を狙った攻撃を強く非難する」との声明を発表した。今回の事件では中東の過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行を認める声明を出した。21日に高級ホテルや教会などで起きた一連のテロ事件では、外国人を含め320人以上が死亡した。