3月の米新築住宅販売、1年4カ月ぶり高水準
【ワシントン=長沼亜紀】米商務省が23日発表した3月の新築一戸建て住宅販売件数(季節調整済み、年率換算)は69万2000戸で、前月比4.5%増加した。3カ月連続の増加で、2017年11月以来1年4カ月ぶりの高水準となり、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(65万戸程度)を上回った。前年同月比でも3.0%増えた。
販売価格(中央値)は30万2700ドル(約3390万円)で、前年同月比9.7%値下がりし、17年2月以来2年1カ月ぶりの低価格となった。
住宅市場は18年夏以降調整が続いていたが、ローン金利の低下で緩やかな回復が期待されている。住宅建設業者の景況感も上向いている。