ソニー、4Kチューナー内蔵テレビを発売
ソニーは23日、高精細の4K放送を受信できるチューナー付きのテレビを6月に発売すると発表した。昨年12月に4K8K放送が始まったことを受け、別売りの外付けチューナーなしで手軽に楽しめるようにする。ソニーは2018年度に金額ベースの国内シェアが16年ぶりに首位となったもよう。需要拡大が見込めるチューナー内蔵商品投入で首位固めを進める。
チューナー内蔵の液晶テレビ10機種、有機ELテレビ3機種を6月から順次発売する。価格はオープンだが液晶が税別14万5000円~70万円前後、有機ELが35万~100万円前後。4Kチューナー内蔵テレビでは東芝映像ソリューションやシャープ、パナソニックなどが展開している。ソニーの参入で大手が出そろう。
ソニーは国内出荷台数ではシャープに劣るが、単価の高い大型商品や4Kなどに注力。05年に始めた「ブラビア」ブランドでは初めて、国内金額シェアトップとなったようだ。テレビ市場は地デジ特需以来低迷してきたが、19年のラグビーワールドカップや20年の東京五輪が買い替えの契機となるとの期待は大きい。ソニーは商戦期に向けて商品を拡充し、さらなるシェア拡大を目指す。