日産・ルノー提携 首相「当事者納得する形で」
日仏首脳会談
【パリ=児玉章吾】安倍晋三首相は23日午後(日本時間同日夜)、フランスのマクロン大統領と大統領府で会談した。首相は日産自動車と仏ルノーの提携に関し「日産のガバナンス改革を踏まえ、当事者が十分納得する形で安定的なアライアンスの維持、強化が図られることが重要だ」と強調。「日産・ルノー間のアライアンスは日仏産業協力の象徴だ」と語った。
同席した西村康稔官房副長官が会談後、記者団に明らかにした。マクロン氏の発言やルノーが日産に提案した経営統合については「詳細は控える」と言及を避けた。
西村氏によるとマクロン氏は日産元会長、カルロス・ゴーン被告の逮捕について言及した。首相は「一般論として、刑事事件の捜査は独立性の高い捜査機関により、厳格な司法審査をへて適正な手続きのもとで行われている」と説明した。
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