日産、COOに山内氏 5年半ぶりポスト復活
日産自動車は23日、最高執行責任者(COO)に山内康裕チーフ・コンペティティブ・オフィサー(CCO、63)が5月16日付で就任すると発表した。13年に志賀俊之取締役がCOOを退任し、事実上廃止していたCOOポストが約5年半ぶりに復活することになる。新設する副COOはルノー出身でチーフ・クオリティー・オフィサー(CQO)のクリスチャン・ヴァンデンヘンデ氏(57)が同日付で兼務する。
山内氏は81年、日産に入社した。購買部門の経験が長く、現在はCCOとして生産や研究開発、購買の3領域を統括する。西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)に次ぐ日産ナンバー2の立場だ。ルノーの取締役も務めている。
日産は23日、日本・アジア・オセアニア地域を統括するダニエレ・スキラッチ副社長(54)が5月15日付で退任することも正式に発表した。
日産自動車が選択を迫られている。
内田誠新社長のもと、業績をどう立て直すのか、筆頭株主である仏ルノーとの関係をどう再構築するのか。
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