コカ・コーラ、埼玉に物流センター 国内最大、自動化進める
コカ・コーラボトラーズジャパン(CCBJI)は19日、埼玉県吉見町の工場敷地内に自動化設備を導入した物流センターを新設すると発表した。投資額は140億円以上。コカ・コーラグループとして最大規模の物流センターとなり、2021年2月に完成する。人手不足で物流費が高騰する中、自動化した大規模設備で対応する。
新設する物流センターは3階建てで、延べ床面積は約2万4000平方メートル。商品の保管能力は従来の設備の4倍に増強される。最新の設備を導入し保管、管理、トラックへの積載などの作業を自動化する。主に敷地内にある埼玉工場で生産した清涼飲料を保管し、東京都や埼玉県内に向けて出荷する。
19日午後に開いた起工式で、カリン・ドラガン社長は「物流体制を最適化していくために重要な位置づけを担う」と強調した。