「皇族の戸籍」、皇統譜(イチから分かる代替わり)
皇室の戸籍にあたるのが「皇統譜」だ。天皇の代替わりごとに作り直す。今の陛下に至るまでの歴代天皇や皇族の誕生、結婚、死去の日時などが記載されている。天皇、皇后の大統譜とその他の皇族の皇族譜がある。
誕生による登録は2006年9月に誕生した秋篠宮家の長男、悠仁さまが最新。当時の宮内庁長官と書陵部長が、名前や命名の日時が書かれたページに毛筆で署名した。女性皇族が民間人と結婚すると皇統譜から除籍され一般の戸籍に移る。18年10月に結婚した高円宮家の三女、守谷絢子さんが皇籍から離脱した。
皇統譜の正本は宮内庁書陵部、副本は法務省で保管し、首相の承認を得た場合を除き、外部への持ち出しが禁じられている。歴代の皇統譜は宮内公文書館(東京・千代田)に所蔵されている。