今夏の電力予備率11.6%、北電が需給見通し
北海道電力は19日、2019年夏の道内の電力需給見通しを発表した。7~9月のうち最も電力利用が多い時間帯の需要規模は442万キロワットを見込む。電力需給の逼迫度を示す供給予備率は、最も厳しくなる7月でも11.6%を確保できる見通しで、電力の安定供給に最低限必要とされる3%を上回った。
電力広域的運営推進機関が発電所の突発的なトラブルなどが起こった場合の道内の需給見通しを試算したところ、最も厳しい8月でも供給予備率は4.7%となった。
同日発表した18年12月~19年2月の冬の期間中の最大電力は2月8日午前10時ごろに記録した542万キロワットだった。記録的な低気温が影響し、想定していた冬季の最大需要525万キロワットを上回った。