台湾東部で地震M6.1、17人負傷
【台北=共同】台湾の中央気象局によると、18日午後1時(日本時間同2時)ごろ、台湾東部花蓮県を震源とするマグニチュード(M)6.1の地震があった。震源の深さは約19キロ。台湾政府の発表によると、花蓮県で観光客ら2人が落石により負傷、北部の台北市や新北市内でも落下物に当たるなどして15人が軽傷を負った。
花蓮県で負傷したのはマレーシア人の観光客らで、景勝地の太魯閣(タロコ)渓谷を観光中だった。日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所によると、今のところ日本人が被害にあったとの情報はない。
台北市内でも揺れを感じた。老朽化したビル2棟がわずかに傾いたほか、エレベーターの緊急停止により一時閉じ込められた人がいた。台湾北部にある原子力発電所に被害はないという。
東部は地震多発地帯で、昨年2月に起きた地震では建物が損壊し17人が死亡した。