東ガス、新事業で会社設立
東京ガスは10日、エネルギーの新サービスを手掛ける新会社を立ち上げることを明らかにした。4月に新事業創造プロジェクト部を設置し、2019年度内に分社化する。蓄電池を活用した電力供給などを想定している。17年4月のガス小売り全面自由化で経営が厳しいなか、新サービスで電力の顧客を取り込んで収益を底上げする狙い。
具体的には工場向けにコージェネレーション(熱電併給)設備と蓄電池を組み合わせて、効率良く電力を供給するサービスなどを検討している。同日、都内で開いた会見で内田高史社長は「分社化で迅速に意思決定を進める」と、事業展開を急ぐ考えを示した。