米国務長官「北朝鮮との接触継続」 交渉進展に意欲
【ワシントン=永沢毅】ポンペオ米国務長官は5日の米CBSテレビのインタビューで、物別れに終わった2月末の米朝首脳会談後も「北朝鮮と接触を続けている」と述べ、今後の交渉の進め方について外交ルートで調整していると明らかにした。3回目の首脳会談に関して「開催を確信している」と述べ、非核化交渉の進展に重ねて強い意欲を示した。
ポンペオ氏は11日に平壌で開かれる予定の北朝鮮の最高人民会議(国会に相当)に注目していると指摘。「金正恩(キム・ジョンウン)委員長が『非核化に向けて米国に関与する』と話すことを願う」と語った。
同日にワシントンで開かれる米韓首脳会談に関連して「韓国の北朝鮮への感情は理解しているが、米韓は北朝鮮への制裁で緊密に連携している」と指摘。韓国が南北協力事業の再開容認を働きかけてきても、応じない立場をにじませた。
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