甲府に「信玄ミュージアム」 武田家三代を紹介
戦国武将・武田氏3代の歴史や館跡からの出土品などを展示・紹介する「甲府市武田氏館跡歴史館(愛称・信玄ミュージアム)」が5日、オープンした。同日開幕の信玄公祭り(7日まで)で、信玄役を務める俳優の山下真司氏らが出席してテープカットし、開館を祝った。
樋口雄一市長は「館跡や当時の城下町の見どころをわかりやすく案内している。武田氏の歴史や文化への理解を深めてもらいたい」と述べた。
今年は信玄の父、信虎が1519年に甲府に館を移して500年。市は同ミュージアムを「開府500年」の主要事業の1つと位置づけている。
歴史館は木造平屋建て530平方メートル。入館無料の常設展示室は武田氏3代の歴史をパネルなどで紹介。ほかに、約200点の館跡からの出土品や、館の変遷などを映像で伝える特別展示室(一般300円)などがある。