福岡知事選、小川氏が3選 自民推薦候補破る
任期満了に伴う福岡県知事選は7日投開票され、無所属で現職の小川洋氏(69)が、いずれも無所属新人で、元厚生労働省室長の武内和久氏(47)=自民推薦=、共産党県副委員長の篠田清氏(70)=共産推薦=を破り、3選を決めた。投票率は42.72%で、前回の38.85%を3.87ポイント上回った。
小川氏の2期8年の県政運営への評価が争点となった。過去2回の知事選で小川氏を支援した自民党は今回、武内氏を推薦したことで保守分裂選挙になった。小川氏は「県民党」を掲げて幅広い層から支持を集め、終始リードを保った。
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(おがわ・ひろし)京大法卒。特許庁長官、内閣広報官。福岡県出身、69歳。当選3回
4年に一度の統一地方選。2019年は統一地方選と夏の参院選が12年に一度重なる「亥(い)年選挙」だった。