北海道知事選、鈴木氏が初当選 与党系が制す
任期満了に伴う北海道知事選は7日投開票され、無所属新人で前夕張市長の鈴木直道氏(38)=自民、公明推薦=が、無所属新人で元衆院議員の石川知裕氏(45)=立民、国民、共産、自由、社民推薦=を破り、初当選を決めた。投票率は58.34%で、前回の59.62%を1.28ポイント下回り、過去最低となった。
知事選で唯一の与野党対決は、与党系が制した。道知事の交代は16年ぶり。鈴木氏は現職の知事の中で最年少になる。
鈴木氏は財政再生団体である夕張市長を2期務めて再生に取り組んだ実績を前面に、北海道の再生や交通網の再整備などを主張。自民、公明両党の推薦のほか、道内の主要経済団体も支援した。無党派層を含め幅広い世代から支持を得て、終始リードした。
石川氏は北海道出身や元衆院議員としての経験を訴えて追い上げを図ったが、支持の広がりを欠いた。
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(すずき・なおみち)法政大法卒。東京都職員、夕張市長。埼玉県出身、38歳。初当選
4年に一度の統一地方選。2019年は統一地方選と夏の参院選が12年に一度重なる「亥(い)年選挙」だった。