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トランプ氏、再選向け始動 「ラストベルト」行脚

支持率低下に危機感、ロシア疑惑払拭アピール

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【グランドラピッズ(ミシガン州西部)=中村亮】トランプ米大統領が2020年の大統領再選に向けて始動した。28日に再選のカギを握るミシガン州で演説し、ロシア疑惑の払拭や製造業の復活をアピールした。東部から中西部に広がる「ラストベルト」(さびついた工業地帯)で軒並み支持率が下がり危機感を募らせている。ただ「直感任せ」との指摘もある政策決定には支持者の間で戸惑いも広がっている。

「ミシガンこそが勤勉に働く愛国者が集う米国の中心地だ」。トランプ氏はミシガン州西部グランドラピッズでの演説でこう強調した。前回16年の大統領選で最後に同地を訪れたことに触れて「最もエキサイティングだった」と指摘。支持者からは「さらに4年間の任期を」との大歓声があがった。

トランプ氏が18年11月の中間選挙後に支持者との集会でラストベルトを訪れるのは初めて。ミシガン州を選んだのは次期大統領選で大接戦が予想され、早期に支持を固めたい意向が透ける。前回はヒラリー・クリントン元国務長官に0.3ポイントの僅差で競り勝った。米メディアによると、トランプ氏は激戦州のウィスコンシン州やペンシルベニア州も近く訪れる。

トランプ氏は演説で、16年の大統領選にロシアが介入した疑惑の捜査に触れて「でっちあげがついに終わった」と強調した上で「無罪が完全に証明された」と改めて主張した。潔白を訴えて求心力を高める狙いだ。ロシア疑惑を追及している野党・民主党について「信用は永遠に破壊された」と厳しく非難した。

ゼネラル・モーターズ(GM)がミシガン州で追加雇用することに触れて、自動車産業の復活も強調した。一部メーカーが生産拠点をメキシコから米国に移していると指摘。「メキシコには申し訳ないが自動車産業の海外移転はさせない」と強弁した。政権の経済政策の原則は「米国製品を買い、米国人を雇用せよということだ」と説き「米国第一」を追求する考えを改めて示した。

トランプ氏が早々にラストベルトを訪問したのは支持率低下への危機感の裏返しでもある。調査会社モーニング・コンサルトによると、ミシガン州でのトランプ氏の支持率は19年2月に40%と政権発足時の17年1月に比べて8ポイント下がった。ウィスコンシン州とペンシルベニア州もそれぞれ6ポイント、4ポイント低い。中国との貿易戦争で製造業や農業に悪影響が及んでいるためとの見方がある。

ミシガン州の精密機械メーカーに勤めるデイビッド・ウィーチャリーさん(32)は前回はトランプ氏に投票したが、20年の投票先は民主候補によって変わりうると語った。「ブルーカラーに親近感のある人に投票したい」として、民主のベト・オルーク前下院議員やカマラ・ハリス上院議員に期待する。

トランプ氏は18年の中間選挙でラストベルトでの苦戦が目立った。ミシガン州とウィスコンシン州では与党・共和党の候補が知事選に敗れた。ウィスコンシンとオハイオ、ペンシルベニアの各州の上院選でも民主候補の当選を許した。下院選では民主が過半数の議席を奪還した。

トランプ氏は巻き返しを狙うが、感覚に任せているとの声も出る政策決定が弊害になりかねない。トランプ氏は今週に入って医療保険制度改革法(オバマケア)を廃止すべきだと突然表明した。支持基盤の保守層受けを狙ったとみられるが、中間選挙ではオバマケア死守を掲げた民主が躍進した。米メディアによると、ペンス副大統領やバー司法長官が難色を示したが、トランプ氏やマルバニー大統領首席補佐官代行が押し切った。

「代替策を見せてほしい」。老後生活を送るウェスレー・ホワイトさん(67)はオバマケア廃止に賛成しつつも、政権や共和に注文をつけた。廃止を主張するだけでは責任を果たしたとはいえないとの考えがにじむ。トランプ氏は「保険料をより安くするプランを示す」と説明するが、その具体策は見えていない。

今年1月にはメキシコとの国境沿いに壁を建設する予算にこだわったことで過去最長となる35日間の政府閉鎖を招き、支持者の間でも不評を買っていた。

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