今川義元生誕500年、企業も応援 タクシーや缶ビール
静岡ゆかりの戦国武将、今川義元の生誕500年を盛り上げようと企業も協力している。静岡鉄道グループの静鉄タクシー(静岡市)は、広報キャラクター「今川さん」のイラストをあしらったラッピングタクシーを運行。サッポロビールはエビスビールのラベルに家紋などをあしらった記念缶を限定発売した。5月からの「今川義元公生誕五百年祭」をPRする。
静鉄タクシーのラッピングタクシーはフロントバンパーに甲冑(かっちゅう)をまとった今川さんのイラスト、両サイドには甲冑姿と公家風の衣装を着た姿が描かれている。2020年3月末まで、静岡市内を中心に1台を運行する。
「エビスビール 今川義元公生誕500年記念缶」は「生誕五百年」の文字を中心に、義元が使ったとされる家紋や五百年祭のロゴ、今川さんのシルエットなどをあしらった。350ミリリットルで価格はオープン。3500ケース(1ケース24本)を静岡県内限定で販売する。
義元は1519年生まれ。桶狭間の戦いで織田信長に敗れたマイナスイメージが強いが、「海道一の弓取り」とも称され、静岡の礎を築いた。静岡商工会議所などは功績を再検証・再評価するため五百年祭を開く。
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