在留外国人、最多の273万人 18年末時点
技能実習32.8万人
法務省は22日、2018年末時点の在留外国人数が17年末から7%増の273万1093人で、過去最多となったと発表した。在留資格別では、技能実習が20%増の32万8360人に伸びた。4月には在留資格「特定技能」を新設し、外国人労働者の就労を拡大する。技能実習生からの移行や現地での試験を通じ、日本に在留する外国人は今後も増加するとみられる。
18年の外国人の入国者数の確定値も発表した。在留資格別の新規入国者数のうち技能実習は15万161人で、17年に比べて18%増えた。技能実習制度を導入した10年以降で過去最高だった。
全体の外国人入国者数は3010万2102人で、17年から267万人増えた。再入国者を除く新規入国者数も2757万4232人で10%増えた。いずれも過去最高だった。19年1月1日時点の不法残留者数は7万4167人で、前年から12%増えた。国籍別では韓国が最も多く、ベトナムが続いた。