イチロー選手に県民栄誉賞を検討へ、愛知
愛知県は現役引退を表明した米大リーグ、マリナーズのイチロー選手に県民栄誉賞の授与を検討する。大村秀章知事は22日、報道陣に対し「ご本人の意向もあるが、贈らせてもらうのがふさわしい」と語った。
県民栄誉賞は2017年に創設され、最初に授与されたのは元フィギュアスケート選手の浅田真央さんだった。18年にはプロ野球中日のエースや監督で活躍した故星野仙一さんに贈られた。
大村知事はイチロー選手について「大リーグでは革命的な活躍をされた。夢と感動をありがとう」と述べた。同選手が出身の豊山町で1996年から学童軟式野球大会を開いていることにも「心から感謝したい」とした。
愛知県はイチロー選手がプロ野球オリックスに在籍していた94年に特別表彰をした。大リーグ移籍1年目の2001年には県民栄誉賞を創設して授与することを検討したが、実現しなかった経緯がある。