厚労省課長が韓国で身柄拘束 空港職員らに暴行容疑
韓国・金浦空港で空港職員らに暴行を加えたとして、厚生労働省の武田康祐賃金課長が現地の警察に身柄を拘束されていたことが20日、同省への取材で分かった。武田氏は既に帰国しており、同省は同日付で大臣官房付に異動させ、事実上更迭した。
厚労省によると、武田氏は私用で韓国を訪れ、19日午前に同空港で空港職員らとトラブルになり、警察の取り調べを受けた。同省人事課は「詳細は確認中だが、幹部職員がトラブルを起こしたことは誠に遺憾でおわびする」とコメントしている。
現地の報道によると、飲酒して酔っていた状態で武田氏が航空機に搭乗しようとしたのを、空港職員が制止。武田氏は職員に物を投げたり蹴ったりした上、「韓国人は嫌いだ」と発言したといい、厚労省が確認を進めている。