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W杯以来の代表 香川は新しい可能性示せるか

サッカージャーナリスト 大住良之

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2018年9月に始まったサッカーの22年ワールドカップに向けての強化。今年1月のアジアカップ(アラブ首長国連邦)でその「第1段階」を終え、森保一監督は9月にはスタートする可能性のあるワールドカップ・アジア予選に向けて「第2段階」の強化に取りかかった。

初招集4人、「第2段階」へ

3月22日のコロンビア戦(横浜)と26日のボリビア戦(神戸)、6月の国内親善試合2試合(豊田と宮城)を経て、6月14日に開幕するコパ・アメリカ(南米選手権=ブラジル)までが「第2段階」だ。

「第1段階」では「絶対エース」のFW大迫勇也を軸に、中島翔哉、南野拓実、そして堂安律の若手3人を2列目に配した攻撃陣が大きな可能性を示した。アジアカップでは中島を欠き、大迫も初戦の後、3試合を欠場し、先発に戻ったのが準決勝という苦しい戦いのなかで、チーム全体で粘り強く守って勝機をうかがう「森保イズム」の浸透も見られた。

22日からの「第2段階」では、これからのワールドカップまでの戦いに備え、チームのオプションを広げ、どんなアクシデントがあっても乗り越えていけるだけの「対応力」をさらに高めることが期待される。

6月の南米選手権にどんなチームで参加できるのか、いま現在もまったく不透明だ。「大陸選手権には1年に1回しか放出の義務なし」という国際サッカー連盟(FIFA)のルールで、アジアカップに出場した選手が再び出場できるかは所属クラブの考え方にかかっている。何よりもJリーグが南米選手権の大会期間中に試合を入れてしまっているからだ。

森保監督としては、この3月の2試合でアジアカップに招集しなかった選手たちを見極め、さらには3月22日から26日にかけてヤンゴン(ミャンマー)で開催されるアジアU-23(23歳以下)選手権予選に出場する「U-22日本代表」(本来の監督は森保氏だが、横内昭展コーチが監督を代行)の選手たちも視野に入れなければならない。

3月14日、森保監督はコロンビア戦とボリビア戦を戦う23人のメンバーを発表した。初めて日本代表に招集されたDF安西幸輝、畠中槙之輔、FW鈴木武蔵、鎌田大地を含め、23人中13人はアジアカップに出場しなかった選手たちだった。そのなかで大きく注目されるのが、MF香川真司だ。

10年から昨年まで間違いなく日本代表の「顔」の一人といってよかった香川。ここ数年は所属クラブでの不遇が続いて精彩を欠いていたが、今冬にトルコのベシクタシュに移籍して出場機会を得つつある。昨年のワールドカップ以来の日本代表のユニホームだ。しかし、1989年3月17日生まれ。チーム合流のための機中で30歳を迎えたばかりで、まだまだ衰える年齢ではない。トルコ・リーグでは見事なシュート力を披露し、33歳で迎える3回目のワールドカップに向けての意欲も高い。

南野にとっても大きな刺激に

森保監督が就任してから一貫してとってきた「4-2-3-1」システムでのポジションは「トップ下」だろう。森保ジャパンで「新エース」格に躍り出た南野のライバルとなる。南野は昨年秋に代表戦3試合連続ゴールで注目を集めたが、アジアカップでは不調に陥り、1得点にとどまった。アタッカーに「波」があるのは仕方がないことだが、香川が加わることで南野にとっても大きな刺激になるはずだ。

もちろん、香川自身が日本代表の攻撃のエースに返り咲く可能性も十分にある。ペナルティーエリア手前、相手の守備が最も厳しくなる地域でボールを受けてさばき、エリアに入っていって決定的なシュートを放つ力は、サッカーで最も得難い才能である。絶妙なターンとクールそのもののシュート技術をもつ香川が、その希少な才能の持ち主であることに疑いはない。

課題のひとつは守備だ。現代のサッカーでは、ボールを奪われた直後の守備だけでなく、フィールドプレーヤー10人が一体となっての守備組織の構築が不可欠だ。香川は守備のセンスも技術ももっているが、100%の力で守備をして、ボールを奪ったら100%の力で攻撃に出ていくようなプレーをどの程度持続できるだろうか。

もうひとつの不安は、現在プレーしているベシクタシュのサッカーがあまりに日本代表と違うことだ。個の力に頼るなかで、香川の仕事は非常に限られているように感じる。

現在の香川はドイツのドルトムントからベシクタシュへの半年間の期限付き移籍という立場。ドルトムントとの契約が来年夏まで残っていることから自由な移籍はできないが、中盤を重視し、チームプレーを優先するチームにこの夏に移籍することができれば、昨年まで長谷部誠が担っていた「精神的支柱」という特別な役割もこなせるようになるのではないか。

この3月のシリーズでは、新戦力の発掘とともに、香川が「3年後」に向けてどんな可能性を見せるのかに大いに注目したい。

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