ロッテ、チョコ菓子など150万個自主回収 ブルボンも
ロッテは20日、主力チョコレート菓子「チョコパイ」など約150万個を自主回収すると発表した。原材料の膨張剤を納入している宇部興産の工場で金属片が混入した可能性があるためという。商品をロッテに返送すれば、引き換えに商品代金相当の金券を交付する。
回収対象は「チョコパイ」「ビックリマンチョコ」「プチブッセ」「ゼロ シュガーフリーケーキ」「和のチョコパイ」など8ブランドの一部。ホームページ上で回収対象となる商品の賞味期限や製造ロット番号を掲載する。同社の九州工場(福岡県筑後市)と滋賀工場(滋賀県近江八幡市)で生産した商品で、全体の7割がチョコパイという。
ブルボンも20日、膨張剤への金属片混入の可能性があるとして「プチチョコチップ抹茶」など7商品約60万袋を自主回収すると発表した。商品を返送すれば代金相当の金券を交付する。
金属片が混入した可能性のある宇部興産の膨張剤は、工業用途と食品用途で約50社に製品を納入済み。19日にはヤマザキビスケットが「ノアール」など約14万8千個の自主回収を発表している。