首相の党総裁任期「3選ルール守るのが基本」 自民・萩生田氏
自民党の萩生田光一幹事長代行は19日の党役員連絡会後の記者会見で、党内で浮上する安倍晋三首相の党総裁4選論に関し「党のルールで連続3選までと決まっている。それを守ることが基本だ」と述べた。4選論を巡り二階俊博幹事長が「十分あり得る」と語るなど党内で支持する声が出ており、こうした議論を沈静化する思惑とみられる。
萩生田氏は無所属の鷲尾英一郎衆院議員(新潟2区)の自民党入りについて「一定の手続きを踏み(党新潟県連の)信頼を高めている」と述べ、理解を示した。無所属の細野豪志衆院議員(静岡5区)の二階派入りには「うろうろされるのは迷惑だ」と批判しており、異なる対応を示した。
萩生田氏は党東京都連の役員も務める。都知事選の候補者擁立では「都議会の野党という立場で現職を支援しようとはならない」と指摘。「しっかり議論して東京のためになる候補者を考えていきたい」と語った。