陸自のシナイ半島派遣 4月中旬から、政府
政府は19日、エジプト東部のシナイ半島で停戦監視活動をする「多国籍軍・監視団」(MFO)への自衛官派遣の実施計画を示した。半島南部の司令部に4月中旬から11月末まで陸上自衛隊員2人を派遣する。エジプトやイスラエルとMFOの連絡調整を担う。カイロの日本大使館に支援要員1人も送る。月内にも閣議決定する。
自民党の国防部会などの合同会議に提示した。同会議は実施計画を了承した。今月中旬の鈴木貴子防衛政務官の現地視察などを踏まえ、半島南部の情勢に関しては「おおむね平穏だ」との認識を示した。