那覇空港の新ターミナル開業 国際線カウンター3倍に
那覇空港の国内線・国際線両ビルをつなぐ際内連結ターミナルが18日、供用を開始した。利用客の増加で混雑が指摘されていた国際線のスペースを拡張し、機能も強化。バス移動で離れた施設を使っていた格安航空会社(LCC)2社が新ターミナルに移り、全ての航空会社の発着が一つの建物に集約された。商業エリアでは36の飲食・物販店がオープンした。
連結ターミナルは地上5階建て、延べ床面積は約3万9千平方メートル。一体化したビル内で国内線と国際線がつながり、那覇空港ビルディングの兼島規社長は「利便性が向上し、国内・国際線の連携が強化される」と話す。
施設面では国際線のチェックインカウンターを国内線と同じ3階に移し、数を3倍の60に増やした。手荷物検査で新たな設備を導入、海外の一部航空会社から要望のあった自動チェックイン機も取り入れた。
2~4階の商業エリアのコンセプトは「日本ブランドとプレミアムな沖縄」。那覇空港ビルディングによると、沖縄に来るアジア人は「日本全国のものを食べたり購入したりしたいという要望がある」という。沖縄の食や工芸品にとどまらず、全国の土産を扱う店や外国人にも人気がある豚骨ラーメンの店なども誘致した。
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