東京ドームの19年1月、純利益14%減 特別利益が減少
東京ドームが14日発表した2019年1月期の連結決算は純利益が前の期比14%減の69億円だった。コンサートグッズの販売が好調だったが、株式売却益など特別利益が減った。もっとも純利益は計画を上回り、年間配当は3円減の16円と従来予想から4円増やした。
売上高は4%増の870億円。安室奈美恵さんの引退ライブや人気アイドルグループ「嵐」のコンサートなどでグッズ販売が伸びた。遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」の集客も好調で、営業利益は1%増の114億円だった。
20年1月期は売上高が前期比2%増の890億円、純利益は14%減の60億円を見込む。20年末にグループ活動を休止する嵐のコンサートでグッズ販売が伸びる半面、株式売却益が減る。静岡県熱海市で3月開業するリゾート施設の広告宣伝費がかさみ営業利益は115億円と微増にとどまる。
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