在タイ日本大使館とCPグループ スタートアップイベント開催
【バンコク=岸本まりみ】タイ最大財閥チャロン・ポカパン(CP)グループと在タイ日本大使館は14日、バンコクでタイの主要財閥と日本のスタートアップ企業をつなぐイベントを開いた。人工知能(AI)や物流関連のスタートアップ10社が出席し、タイの財閥幹部に自社サービスをアピールした。
日本からはすべてのモノがネットにつながる「IoT」を活用した魚の餌やり管理システムを手掛けるウミトロン(東京・港)や医療AIを手掛けるエルピクセル(東京・千代田)、物流スタートアップのHacobu(ハコブ、東京・港)など10社が参加した。
タイ側からはCPグループのほか、飲料大手タイ・ビバレッジやタイ石油公社(PTT)、小売最大手セントラル・グループなどの幹部が来場した。日本企業のプレゼンテーションを聞いた後、個別面談に臨んだ。CPグループのスパチャイ・チャラワノン最高経営責任者(CEO)は「日本は先端技術の国。スタートアップとの協力は成功へのカギになる」と述べ、連携に期待を示した。