サトウ食品、新工場に見学専用通路
サトウ食品工業は5月に稼働する体験型新工場の概要を発表した。160メートルの専用通路を設置し、パックご飯用の精米工程や1食1食を釜炊きする様子を間近で見られるようにする。同社が工場内部に見学施設を設けるのは今回が初めて。
新工場の正式名称は「サトウのごはん 聖籠工場」(新潟県聖籠町)。製造過程を見学するだけでなく、映像や音も活用する。炊飯釜内部の様子を再現するなどして、誰もが楽しめる施設を目指した。
社会科見学など、団体での利用を想定している。受け付け開始は6月下旬から。見学ツアーは7月からを予定する。
同工場は3カ所めのパックご飯工場で、建設に50億円を投じた。生産能力は日産20万食。単身世帯や共働き世帯の増加でパックご飯市場が伸びるなか、増産体制を整え需要を取り込む。