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いでよ生え抜き野手 打てぬ阪神、光明は新人2人

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阪神の調子がなかなか上がらない。オープン戦7試合を終えて6敗1引き分けと勝利がない。今のところ明白なのは打線の迫力不足だ。実戦の中で若手を競わせる準備段階とはいえ、矢野燿大監督が期待する福留孝介、糸井嘉男の両ベテランを脅かすような勢いのある選手の台頭はまだみられない。(記録は3月10日現在)

4番候補は右の大砲、大山

9日の日本ハム戦は、今季初の甲子園でのオープン戦。大型化されたバックスクリーンの映像ビジョンの実戦でのお披露目だった。4番に座ったのは新外国人のジェフリー・マルテ。米大リーグでの4年間で計30本塁打の実績があり、エンゼルスでは大谷翔平とチームメート。この試合が初の4番抜てきだった。

それまで4番の第一候補は、大卒3年目の大山悠輔。その大山が侍ジャパンの強化試合(メキシコ戦)に招集されたため、マルテに代役が回ってきた。七回、オープン戦8打席目で初安打となる左翼線二塁打を放ち、鳥谷の中前打で三塁コーチの制止を振り切ってホームイン。何度か観客を沸かせた三塁の守備も含め、その意外性に矢野監督は「試合になったら面白いというか、違う部分も見えてくる」と喜んだ。

それでもマルテに対する期待感が一気に高まることはなさそう。シーズンでどれだけ打てるのか読めない点もあるが、それ以上に、外国人助っ人の出来にチーム全体が左右されるような打線ではなく、主軸を担える生え抜きの右打者を育てたい、という思惑があるからだ。「4番大山」の青写真もそこから来ている。

大山は昨季終盤、9月だけで9本塁打を放ち、月間打率も4割超と大器の片りんを示した。ただ、8月以前の本塁打は開幕直後の2本だけ。シーズンを通じて活躍できたわけではない。今季のオープン戦では4試合で4番を務め、1本塁打、打率は2割ちょうど。まだ覚醒とはいかないようだが、右翼方向への打球には逆風、左翼方向の打球には追い風となる甲子園特有の浜風を考えると、右の大砲は上位進出に欠かせないピースである。時間はかかっても、育て上げれば長期的なチームの利益にかなう。

若い生え抜きを一人前に、という方針では、遊撃を守る高卒7年目の北條史也も期待の一人だ。昨季は終盤に左肩亜脱臼で離脱したが、打撃面で一皮むけた成長を見せた。ケガが癒えた今季、キャンプでは好調。ただ、オープン戦では打率1割と調子が上がらない。

近本の足、木浪のバット…新人に存在感

北條に限らず、殻を破ってぐんと伸びてほしい若手に躍動感が足りない。オープン戦のチーム打率は12球団最悪の1割8分3厘。「キャンプではいい競争ができていたが……」と矢野監督の表情はさえないが、確かな光明もある。ともに社会人出身の新人、ドラフト1位の近本光司(大阪ガス)、同3位の木浪聖也(ホンダ)の存在だ。

俊足巧打が武器の外野手、近本は評判通りの走力で戦力になりそう。10日の巨人戦では甲子園初盗塁を決めた。ベース到達時のスライディングの速さには目を見張るものがある。福留、糸井が両翼を守る外野の中堅に近本がはまれば、攻守両面でチームの戦術の幅は確実に広がる。

木浪は内野はどこでもOKの守備力が持ち味だが、バットでも一人気を吐いている。オープン戦7試合で打率3割8分9厘、無安打は1試合だけだ。9日の日本ハム戦は先制点につながる右翼線二塁打、10日の巨人戦では九回に一矢報いる適時三塁打を放った。

内角のさばきがうまく、逆方向への打球も伸びる。矢野監督も「初対戦でも、自分のタイミングで振りにいけるのがいい」と評価する。木浪は青森山田高で中日のレギュラー遊撃手、京田と同学年のチームメート。やはり同学年の北條の出身校、光星学院高(現八戸学院光星高)は青森県内のライバルだった。その木浪と北條が、プロの世界で遊撃の定位置を争う構図は興味深い。

投手陣はオフの補強もあって充実の陣容。フリーエージェント(FA)でオリックスから移籍した西勇輝、中日で昨季13勝のオネルキ・ガルシアが加わり、2桁勝利が見込める先発投手が増えた。ただ、当然ながら、いくらいい投球をしても打線の援護がなければ勝ち星は伸びない。シーズン開幕まで2週間あまり。首脳陣を喜ばせる若手の野手陣のもうひと伸びがほしい。

(影井幹夫)

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