李嘉誠氏の孫娘がファミリー企業入り
【香港=木原雄士】香港の著名な実業家、李嘉誠氏の孫娘、李思徳(ミシェル・リー)氏がファミリー企業入りした。李嘉誠氏は2018年に現役を退いて、複合企業、長江和記実業(CKハチソンホールディングス)などの経営を長男の李沢鉅(ビクター・リー)氏に委ねた。23歳のミシェル氏はビクター氏の長女で第3世代にあたる。
ミシェル氏がこのほど取締役に就いたのは、不動産開発などを手掛ける兆豊地産(チェスターフィールド・リアルティー)。李嘉誠氏とビクター氏が経営権を握り、取締役に名を連ねるファミリー企業だ。ミシェル氏は英国の大学を卒業したばかりとみられ、不動産からインフラ、通信、小売りまで幅広く手掛けるグループの経営哲学を習得する。
ビクター氏は長年、李嘉誠氏のもとで帝王学を学んできた。香港メディアは李嘉誠氏とミシェル氏が並んで写る写真を掲載して「第3世代の育成が始まった」などと伝えている。
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