関電、自動運転ドローンで架線点検を公開
関西電力は7日、自動運転によるドローン(小型無人機)を使った設備点検を公開した。山間部の架線が対象で、この日の実験では大阪府と京都府の府境をまたいでドローンが約300メートル先の架線上空に到達、約550メートル移動しながら架線を撮影して出発点に戻ってきた。すべて自動運転で、今月に一部で試験導入する。電力会社初の取り組み。作業員が鉄塔に登り、点検機材を設置する従来方法より人員や時間が半減するという。
東芝デジタルソリューションズ(川崎市)、アルプスアルパインと連携した。関電は自社での本格導入をめざしており、東芝デジタルソリューションズとアルプスアルパインは他電力への営業も視野に入れている。