土砂警戒情報を通常運用に 大阪府北部地震で引き下げ
大阪府と大阪管区気象台は5日、昨年6月に大阪府北部で起きた地震を受けて府北部で発表基準を引き下げていた土砂災害警戒情報の運用を、12日から通常に戻すと明らかにした。府によると、緩んでいた地盤が安定し、土砂災害が発生しやすい状況が解消されたためとしている。
土砂災害警戒情報は土壌雨量指数などに基づいて発表され、市町村長が住民に避難情報を出す目安になっている。昨年6月の地震で震度6弱を観測した高槻市など4市で通常の7割、震度5強を観測した豊中市など4市1町で8割に引き下げた暫定基準で運用していた。
同気象台は5日、大雨警報・注意報についても、一部地域で通常よりも引き下げていた発表基準を、12日から通常に戻すとした。〔共同〕