日産・ルノー 脱国益のススメ グローバル連合の強み磨け
本社コメンテーター 中山淳史
日産自動車のカルロス・ゴーン元会長が保釈されると、同氏と日産、仏ルノーの間で論戦の動きが再び活発になる。だが、ゴーン氏逮捕後の100日強で事態は相当動き、同氏が両社の経営に復帰するかと言えば可能性は低い。
今後の最大の焦点はゴーン氏の保釈とは別個に、日産とルノーのアライアンス(企業連合)と呼ばれる関係がどうなるかだ。筆者は両社に「袂(たもと)を分かつ」という選択肢は存在しないと考える。別々に生き...
自動車、電機など産業動向、経営トレンドに精通。編集委員、論説委員などを経て2017年2月より現職。「GEと東芝」「移動の未来」などで講演多数。2001年の米同時テロをニューヨーク駐在時に取材。アルゼンチン留学も。