北ガス、ガス空調システム遠隔管理 自動で省エネ制御
北海道ガスは業務用のガス空調システムの運転状態を遠隔管理し、自動で省エネ制御するサービスを27日から始める。自動制御によって室温を設定温度に緩やかに近づけていくことで、快適さを損なうことなく冷暖房時のガス使用量を従来比で1~2割程度削減できるという。
空調システムに取り付けた監視装置の情報を無線でサーバーに送り、自動制御する。東京ガスが開発し、道内では初めての導入となる。システムの故障を即時に把握して迅速な修理につなげるほか、故障の予兆を検知していち早く保守作業することも可能となる。
対象となる「ガスヒートポンプエアコン」はオフィスビルやホテル、商業施設などが設置する冷暖房システム。北ガスの供給区域内では約8千台が使われている。