サムライインキュベート、新ファンド34億円に
起業家支援のサムライインキュベート(東京・品川、榊原健太郎社長)は21日、2018年7月に設立した6号ファンドが目標額の30億円を上回る34億5000万円で組成を完了したと発表した。京浜急行電鉄、ダイキン工業など多数の大企業から出資を受けた。投資先スタートアップと大企業をつなぐオープンイノベーション支援を本格的に始める。
住友生命保険、セイノーホールディングス、セプテーニ・ホールディングス、前田建設工業、マネックスグループ、丸井グループ、ロート製薬などの大企業のほか、個人投資家の千葉功太郎氏から出資を受けた。
6号ファンドでは創業期のスタートアップに1社あたり1000万円前後を投資。成長段階に応じて追加投資も行い、総額5000万円程度を投じる。日本だけでなく、イスラエルやアフリカにも投資し、すでに12件の投資を実行済みという。