甲府市の「信玄ミュージアム」、4月5日開館
甲府市の樋口雄一市長は20日、市が武田神社の南隣に建設を進めている「甲府市武田氏館跡歴史館」を4月5日に開館すると発表した。愛称は公募で寄せられた599件の中から、親しみやすさと国内外で有名な武田信玄の名が入っているという理由で「信玄ミュージアム」に決めた。
武田神社は信玄の父信虎が建て、信玄、勝頼の3代が住んだ館の跡にある。新施設は木造平屋建てで530平方メートル。入館無料の常設展示室では信虎、信玄、勝頼の3代を紹介する。特別展示室は有料(大人300円)で、日常の信玄の姿や武田氏が滅んだ後の館の変遷などを伝える。
樋口市長は「武田氏のファンに来てもらって、ぜひリピーターになってほしい」と期待を込めた。市は常設展示室に年間100万人、特別展示室に同10万人の来館を見込んでいる。